TNRの重要性 ~不幸な猫を増やさない~
以前子猫の里親探しのお手伝いをさせていただいた方から、猫が迷い込んできていると連絡がありました。
平日だったためボランティアが仕事終わりに現場へかけつけてくれ病院につれていきました。
点滴と注射をしてもらい連れて帰りましたが、その日の夜、眠るように息を引き取ったそうです。
ガリガリにやせ細り、うずくまっていて抱かれても抵抗することもなかったそうです。
寒い中、何日も食べれない日が続いたと思います。
保護してくださった方のところまでに辿り着くまでに彼がどの様な生活をしていたのか、想像しただけで涙が出ます。
最期は人間の温もりを少しでも感じてもらえたでしょうか。
なぜ、TNRをしないといけないのか。
改めて考えさせられました。
鳴門ねこの会ではTNR活動を実施しています。
T(トラップ)…捕獲して
N(ニューター)…避妊・去勢手術をして
R(リターン)…元の場所へ戻す
※手術をした印として、オスは右にメスは左にVカットを入れています。
※Vカットされた耳が桜の花びらのように見えることから ”さくらねこ” と呼ばれています。
生まれてきた猫を保護するだけでは飼い主のいない猫は減りません。
避妊・去勢手術をして今以上増やさないようにしてください。